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病気の解説

めまい

めまいとは

めまいめまいというと脳の病気というイメージがありますが、実は脳の病気からめまいが起きることはそれほど多くはありません。
耳の病気や自律神経の問題から起きることが多いのです。
それは人間が耳の中にある三半規管で体のバランスをとっているからです。

めまいの原因として、「メニエール病」が有名ですが、メニエール病は主に症状をもとに診断基準が決められており、メニエール病(確実例)と診断出来るのは、めまい患者さんの10%に満たないと報告されています。

最近ではめまいの原因として「良性発作性頭位めまい症」が多いことが分かってきました。

めまいの診断に耳鼻咽喉科専門医が関わることが必要な3つの理由

その1:CTやMRI検査で異常がないからと言って、 今後二度とめまいが起こらないわけではありません。

CTやMRI検査は脳の中を見る検査です。耳が原因のめまいの診断はできません。その原因に応じた治療が必要となることは言うまでもありません。

その2:めまいの80%は内耳のバランス失調によっておこります。

めまいというと内科・脳外科からのめまいと思われる患者さんが多いのも事実ですが、実際は耳からの原因が大半なのです。

その3:めまいの検査には眼振(がんしん)検査が必須となります。

目の眼球のぶれを眼振(がんしん)といいます。めまいが強い時には、裸眼でも確認できることもありますが、軽いめまいの場合は赤外線カメラを用いないとわかりません。

CTやMRI以上により、めまいの診断には実は耳鼻咽喉科的アプローチが必須なのですが、現状が正しく理解されていないことがほとんどです。

他科でCTやMRIをとっても原因がわからず、めまい自体の症状に加え、原因がわからない苦しさから当クリニックに受診される患者さんが多くいらっしゃいます。

あなたはめまいがつらくて病院で検査してなにもないと言われて
安心しますか?納得しますか?

めまいの原因はよくわからないといわれた・・。
内科で疲れのせいといわれ、お薬だけ出された・・
脳はなにもないから心配するなと言われた・・
血圧も採血結果も問題ないから家で寝ていれば治るといわれた・・

確かに何もないから『ひと安心』ではありますが、果たして納得できるでしょうか?
では私の身体の中で起きている出来事はなに?

原因がわかってこそ対処ができます。逆に原因がわからないければ、お薬を飲んでいても、いつめまいが再発するのか心の中での不安が解消せず、めまいが続いてしまう要因になります。
確かに多くのめまいは完治が難しいもの、治りにくいめまいがあるのも事実です。だからといって原因を放置してはいけません。

先ほども説明したように、めまいの80%は内耳から生ずるものです。めまいの多くはめまいの専門医である耳鼻科で解決できるケースが多いと考えております。あるいは婦人科疾患や心因性のめまいも考えられますが、道筋はつけることができると考えております。

めまいは『命に別条がないから放っておきましょう』といった病気ではありません。
めまいはそれを起こした患者さん本人にしかわからないつらい・憂うつなものです。

治療にあたって

まずは共感すること
そして治療への道筋をつけること
最後にリハビリを含めた社会復帰

当クリニックではめまい外来を設置し、日々の診療を行っています。
お気軽にご相談ください。当院で行うめまい検査の一部をご紹介いたします。

めまいの検査について

純音聴力検査

聴力検査室という電話ボックスのような、周囲の雑音をカットする防音室内で検査を行います。まず、ヘッドホーンを両耳にあて、125ヘルツから8,000ヘルツまでの7種類の高さの異なる音のきこえを調べます。
左右別々に検査を行い、聞こえる最も小さな音の大きさを調べます。ヘッドフォンから聞こえてくる音が、どの程度聞こえるのかを調べる「気導検査」と、骨(側頭骨)から直接、内耳へ振動を伝える「骨導検査」があります。この検査を行うことによって、難聴があるかどうか、および難聴の程度がわかります。

検査結果は、縦軸が聞こえのレベル(デシベルdb)、 横軸が音の高低である周波数(ヘルツHz)を表します。聞こえのレベルの数値が小さいほど良く、難聴があれば大きくなりますが、正常ではどの周波数もおおよそ30db以下でしょう。

めまいの検査にはなぜ聴力検査が必須なのでしょうか?

それはめまいの神経と、聞こえの神経は隣どうしにあり、相互に影響しあうからです。
そしてやっかいなことに、本人が気付かないうちに病状が進行してしまうことです。
メニエール病の確定診断には必須の検査です。

純音聴力検査

ティンパノメトリー検査

鼓膜及び耳小骨の動き具合を調べる検査です。外耳の気圧を連続的に変化させながら、鼓膜の振動の状態を曲線で記録します。横軸に気圧、縦軸に鼓膜の振動のを示します。
検査をしているときは鼓膜に圧力がかかって耳が詰まった感じがすることがありますが、圧力をかけなくするとすぐ元にもどります。
正常では外耳と中耳の圧は同じに保たれていますので、外耳の気圧をゼロ(大気圧)にしたときに一番振動しやすいので、中央にピークをもった曲線を描きます(A型)。耳管という耳と鼻をつなぐ管の働きが悪くなると、中耳の気圧が低くなりますので、曲線のピークは左に移動します(C型)。
更に鼓膜が振動しにくくなった場合(例:幼児滲出性中耳炎)はほとんどピークのない水平線になります(B型)。この他にも、耳小骨が固くなって動きが悪くなった場合や、耳かき外傷などで耳小骨が離断した場合などもこの検査でわかります。

ティンパノグラム検査

平衡機能検査

めまいの訴えがあるとき、その原因、程度などを調べるために行われます。末梢性めまいは回転性、発作性、反復性で、メニエール病や前庭神経炎および良性発作性頭位めまい症など、内耳の変化でおこります。

眼振検査

めまいを訴える人は、眼球が絶え間なく動いています(眼振)。赤外線眼鏡をかけると、病状を詳細にとらえることができますので、それで眼球の動きを調べます。
写真ではCCD付き暗視装置で眼球運動を画像ファイリングシステムに拡大して映し出し眼振検査を行っています。
眼振検査

動画の見方

重心動揺検査

重心動揺計とは、体のふらつき度合いを調べる検査です。

重心動揺検査

水平な台の上にまっすぐに乗っていただき、目を開けた状態で60秒間、その後目を閉じた状態で60秒間立っていただきます。その間、足のどの部分に重心があるのか、ふらつきはどのくらいあるのかを検査します。60秒間立っているのが困難な場合は30秒でも検査は可能です。検査中ふらついて倒れないよう、当スタッフが必ず横についておりますので、検査は安全に施行可能です。こうして客観的なふらつきの検査としてこの検査を行っています。

「めまい」と言いましても、その感じ方・表現方法は様々です。ふわふわと雲の上を歩いているような感じ、ぐるぐると自分の周囲が回転したり、横や縦に揺れているような感じ、お酒に酔った時のような足元がふらつく感じ、頭から血の気がさっと引いてゆくような感じ(いわゆる立ちくらみ)などです。重心動揺検査は、これらの症状がある患者さんに対して、施行されます。

以下に、耳の原因で生じるめまいの種類をいくつかご紹介したいと思います。

耳の原因で生じるめまい

メニエール病(メニエル病)

めまい、耳鳴り、難聴などを繰り返す慢性の内耳疾患で、疲労、心身のストレス、睡眠不足などの状態の人に起こりやすい傾向があります。発症年齢は30代~50代に多く女性の割合が多いのも特徴の一つです。
原因は現在の医学ではまだハッキリと解明されていませんが、内耳の内リンパ水腫(水ぶくれ状態)が関係していると考えられています。

メニエール病の症状

メニエール病の症状突然、激しいぐるぐる回る回転性のめまいが起こり、30分位から数時間続きます。

同時に、耳鳴りや難聴、耳閉感(耳のつまった感じ)といった症状もあらわれます。また、吐き気、嘔吐、冷や汗、顔面が蒼白くなる、脈が速くなるなどの症状をともなうこともあります。

メニエール病では、めまいが起こる発作期と、めまいがおさまる休止期とがあり、これを交互に繰り返します。休止期には、耳鳴りや難聴もほとんどなくなって軽くなります。

症状がなくなったといても再び耳の中の水ぶくれで症状の悪化を認めることも多く、自己判断の服薬中止は避けるようにしましょう。

こうして治療します

薬による治療が主体となります。

内リンパの水腫(水ぶくれ)に対しては、水ぶくれを軽くする目的で利尿剤系統の薬を多く使います。中でも、イソソルビド(イソバイド)が一般的に広く使われています。
また、内耳の神経細胞や内耳神経の活動を改善する目的で、ビタミン剤や末梢血流改善剤なども使います。水ぶくれが強い場合には、ステロイドを追加したり、利尿効果のある漢方薬を併用することもあります。
しかし、内服薬による治療でめまい発作を止めることができず、社会生活に支障をきたすような場合や、聴力が段々悪化して行くときには手術も行われます。

前庭神経炎

内耳の奥にある平衡感覚を保つ器官が炎症を起こし、突然にめまいが起こる病気です。
かなりひどいめまいが起こりますが、この病気の頻度としてはさほど多くありません。
耳鳴りや難聴を伴わないことも特徴のひとつです。めまいが起こる前に、かぜのような症状があることが比較的多いので、ウイルスなどの感染が原因として考えられています。

前庭神経炎の症状

前庭神経炎の症状激しい回転性のめまいが急に起こり、通常数日~1週間程度続きます。
めまいには、吐き気や嘔吐、冷や汗を伴いますが、難聴や耳鳴りなどの聴覚の症状を伴わないのが特徴です。

めまいはその後、少しずつ軽くなっていきますが、発症から1週間程度は歩くのもつらく、常に横になりたくなる状態です。

めまいは発症から3週間くらいでほぼおさまりますが、その後体を動かした時のふらつきや、ふわふわと雲の上にのったような状態はしばらく持続します。
時には6カ月くらいたってもふらつきが持続することがあります。
めまいの中では最も治るのに時間がかかる疾患のひとつです。

こうして治療します

絶対安静と抗めまい薬、循環改善薬、ビタミンB12製剤などによる治療が主体になります。
炭酸水素ナトリウム(メイロン)の点滴を要する場合も多くあります。
早期に治療すれば、一度障害を受けた前庭が回復することがあります。

このような時には、比較的早くめまいが軽くなります。しかし、前庭機能が改善しないと症状が長期に続きます。経過により、めまいに対するリハビリテーションが必要になります。

良性発作性頭位めまい症

めまいを起こす病気の中では比較的よくある疾患です。40代から60歳代の女性に多いのが特徴です。耳鳴りや難聴は伴いません。
この病気は内耳と言われる場所にある半規管のバランスが崩れ、一定の方向に頭を動かした時10数秒から2、3分の回転性めまいが生じます。この病気の原因が現在のところ完全に解明されたわけではありませんが、耳の奥にある耳石が何らかの原因で脱落して三半規管内に入り、身体の動きによりコロコロ転がるように移動することで、耳石に動きが起きてめまいが起こると考えられています。精神的及び肉体的ストレス・体調不良や寝不足もそれらの耳石の脱落する原因と考えられています。

良性発作性頭位めまい症の症状

良性発作性頭位めまい症寝返りを打ったり下を向いたり、横になったり起き上がったりすると、いつも決まった特定の頭の位置で数十秒から数分間、めまいが起こります。
めまいが起こる位置(頭位)は人それぞれ違います。
めまいの感覚も時期により異なり、当初はぐるぐる回るような回転性の激しいめまいが起こるのですが、その後ふらふらするような平衡感覚に異常があるめまいに移行するケースが多いです。

めまい以外の症状では吐き気や嘔吐を伴うこともあります。
なお良性発作性頭位めまい症では耳鳴りや難聴の症状は起こりません。
しかしながらこのめまい症は何度も繰り返し発症するので、何か脳の病気になったのではないかと心配する頻度も高いのです。
めまいの原因となる病気として比較的治りやすい病気だといっても他の病気の場合もありうるので、医療機関での診察が必要なことは言うまでもありません。

こうして治療します

内耳の機能を改善するための「抗めまい薬」や「脳循環改善薬」、「ビタミンB12製剤」、めまいに伴う吐き気などを抑える薬があります。
めまいが発作がまた出るのではないかという不安が強い人には、抗不安薬などが投与されることもあります。

いわゆる理学療法としての耳石を元に戻す方法(EPLY法)あるいは、リハビリ療法も併用して行います。
また原因となる疲れに対処し、しっかり休養をとる必要があります。

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